キャリア形成支援マニュアル

  1. 目的
  2. 当社の派遣労働者のキャリアアップを図るために、段階的かつ体系的な教育訓練を実施する。

  3. 対象者
  4. 当社が雇用する派遣労働者が対象

  5. 実施内容
  6. 入職時から、技術者としての実績・経験など、キャリアパスに応じた教育訓練を設けている。
    入職1年目までは、未経験者にも対応できるように、初級の技術研修から実施し、入社2年目以降からは、専門的な技術力を高めることに重点に置く。
    入社3年目以降については、リーダとしての統率力や提案力など総合的な能力を高めるなど、キャリアアップに資することを念頭に置いている。

  7. 実施時期・頻度
  8. 入職時の訓練を含めて、少なくとも雇用開始後3年間は毎年1回以上の教育訓練の機会を提供し、その後のキャリアの節目等の一定の期間ごとにキャリアパスに応じた研修等を実施する。
    実施時間については、フルタイムで1年以上の雇用が見込まれる派遣労働者一人当たり、少なくとも最初の3年間は毎年8時間以上の教育訓練を実施する。

  9. 実施方法
  10. 当社の研修施設での講習または派遣先におけるOJTによる研修

  11. 勤務上の取扱い
  12. 当社が指定した教育訓練については有給かつ無償で行う。

  13. 記録の保管
  14. 教育訓練の記録については、派遣労働者の離職日(3ヵ月超の離職期間があること)を起算日として3年間保管する。

  15. キャリアコンサルティング相談窓口の設置
  16. 当社の全ての派遣労働者は、相談窓口において、キャリアコンサルティングを受けることができる。相談窓口は本社に設置しており、業務時間であればいつでも利用できる。

  17. 情報の提供
  18. キャリアコンサルティングや教育訓練については、個人面談時やメール等で周知する。またスケジュールや訓練内容に変更があった場合は、速やかに全派遣動労者へ周知を行う。

  19. 派遣労働者対応
    1. 派遣労働者に対する相談
      • 派遣労働者との相談はプライバシーに配慮する。
      • 派遣労働者からは、将来キャリアを歩みたいのか希望を聴取する。
      • 派遣労働者に対し、これまでの経歴を踏まえた選択肢に係る派遣労働者の多寡等の労働市場の動向についても情報提供する。
    2. 派遣労働者への紹介
      • 希望する条件に合致する派遣労働があった時は派遣労働者へ提示する。
      • その際、可能な限り派遣労働者のキャリア形成に資する派遣労働から提示するように努める。
  20. 派遣先対応
    1. 派遣先の開拓
      • 派遣先の開拓にあたっては、従来からの顧客については定期的に訪問して、 派遣受け入れ希望の有無を確認するほか、 新規顧客の開拓も積極的に行う。
      • 開拓にあたっては、当社に所属する派遣労働者の特徴及び成果についてアピールする。
    2. 派遣受け入れ希望の受付
      • 派遣受け入れ希望の受付にあたっては、その内容が真実であること、法令違反がない事について予め確認をおこなう。
      • 派遣受け入れ条件の見直し
      • 派遣受け入れ条件に見合った派遣労働が極めて少ない状況である場合には、派遣受け入れ条件等について相談をおこなうこと。